日本株の季節アノマリーとは

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日本株の季節アノマリーとは

あの大暴落の日から投資生活を始めて9ヶ月。だんだんとトレードにも慣れてきた私だけど、「高値掴みをして含み損に耐える」ことが多くて、なかなか効率よく資産を増やせないと感じてる。

「1年で最も安いタイミングで株を買えたら効率いいのになー」なんて無茶なことだとは分かってるけど、何かヒントはないのかなと先生に質問してみた。

私

家電や衣料品は季節ごとにセールがあるけど、投資の世界にも季節によるイベントはある?

ChatGPT先生
ChatGPT先生

はい。投資の世界にも、季節ごとに特有のイベントがあり、これらは「季節アノマリー」と呼ばれます。季節アノマリーとは、特定の時期に株価が上がりやすい・下がりやすいといった傾向のことを指します。

アノマリー(Anomaly)」とは、理論的には説明しにくいが、経験的に繰り返し起こる現象のことを指します。

春(1月~3月)

  • 1月効果(ご祝儀相場):年初は個人投資家の資金流入で上昇しやすい
  • 節分天井・彼岸底:2月初旬に高値をつけ、3月中旬に安値をつける傾向
  • 配当・優待狙いの買い:3月末の権利確定に向けて、配当や株主優待銘柄が買われやすい

夏(4月~6月)

  • 新年度相場(4月):機関投資家の資金流入で株価が上がりやすい
  • セル・イン・メイ(5月):海外投資家の売りが増え、株価が下がることが多い
  • ボーナス相場(6月):夏のボーナス資金が流入し、個人投資家の買いが増える

秋(7月~9月)

  • 夏枯れ相場(7~8月):海外勢の休暇や決算発表を控え、売買が低調になりやすい
  • 9月の権利確定買い:3月決算企業の中間配当や優待狙いの買いが増える
  • 秋の暴落(9~10月):リーマンショックなど大きな下落が起きやすい時期

冬(10月~12月)

  • ハロウィン効果(10月末):「10月末に買い、5月に売る」とパフォーマンスが良い傾向
  • 年末ラリー(12月):機関投資家のドレッシング買いや個人の節税売りで相場が動く
  • 12月の配当・優待権利取り:年末に向けて権利確定銘柄への買いが増える

このように、投資の世界にも家電や衣料品のセールと同じように、季節ごとに株価が変動しやすい傾向(季節アノマリー)があります。

 

アノマリーは絶対ではありませんが、これらを知っておくことで、投資のタイミングを見極めるヒントにすることができます。

えー 季節ごとの傾向がこんなにたくさんあったなんて驚き!

このアノマリーを知ったうえで2025年を振り返ってみると「1月のご祝儀相場」や「節分天井・彼岸底」は、アノマリー通りに動いていたようにも見えてくる。

もちろん、毎回この通りに動くわけじゃないけれど、ある程度の傾向がわかっているだけでも気持ちに余裕が生まれて、じっくり落ち着いてチャンスを待つことができるんじゃないかな。

アノマリーを完全に信じるのではなくて、あくまで参考程度に頭の片隅において、うまく活用できるといいですね☆

今回のまとめ
・季節のイベントによって株の値動きに傾向がある
・アノマリーは絶対ではないけれど、投資判断の参考になる